美容外科とは、俗にいう「美容整形」と同義です。たとえば、しわとり、豊胸手術、二重瞼の手術などに人気があります。若い世代には、「プチ整形」という呼び方でも浸透してきています。医療一般とおなじく専門医が受け持っていますが、形成外科など他の医療分野と異なるのは、すでに健康な人を対象にしており、身体の回復が目的ではないという点です。

美容外科のある病院へ行き、専門医のカウンセリングを受けながら、希望する部位と形を考えていきます。現代では、出来上がりをコンピューターでシミュレーションすることも可能になりました。計画が確定すると、メディカルチェックののちに手術となります。アフターケアは、病院によってバリエーションがあります。

美容外科は、健康な人が対象のため、保険適用外となります。美容外科のリスクは、一度手を加えたパーツは元に戻らないという点です。施術にあたっては信頼できる医師をみつけ、よく相談し、不安な点を解消しましょう。また、一度整形を始めると、他のパーツまで気になってしょうがなくなることがあります。

これが重度になると、「整形依存症」へとつながりますので注意が必要です。また糸による二重手術や、ヒアルロン酸注入による豊胸手術など、効果が一定期間で消えてしまうものもあります。修正が可能だというメリットはありますが、つねに病院に通う必要があります。メリットとリスクを理解したうえで、美容外科を検討してみましょう。